今年の夏の豪雨は地球温暖化のせい? 2

 8月28日のNHKクローズアップ現代とHNKラジオジャーナルの話題は今年の夏の局地的なの豪雨でした。最近はこれをゲリラ豪雨と言っているようです。
 クローズアップ現代では気象研究所気候研究部室長の楠昌司氏と東京大学大学院教授の小出治氏が話をしていました。湿った海風が重なり合い、極めて狭い範囲に豪雨を降らせることや、実験によって、都市が発する熱や水蒸気が極端な大雨をもたらす可能性も明らかになったようです。
 ラジオジャーナルでは東京大学大学院理学系研究科の中村尚准教授が話がありました。いつもなら日本上空を東西に流れる偏西風が、この夏は南北に蛇行しているため、この影響を受けて上空に北の寒気が入りやすい状況になっているそうです。そしてこの冷たい空気が、もともと日本列島にある夏の熱い空気とがぶつかって、雨雲が急激に発達して局地的に大雨が降ったのではないかという話でした。
 ではどうして偏西風は蛇行したのでしょうか。その原因を特定するのは難しいようです。太平洋の海水の温度、インド洋の海水の温度、フィリピン付近で台風がどれだけ発生しているかなど、いろいろな要因が複雑に絡まりあって偏西風の流れ方に影響が出てくるそうです。
 最後にこの偏西風の蛇行は地球温暖化の影響なのかという質問には、ひと夏の状況だけをとってみて温暖化の影響かどうなのかを判断するのは困難という答えでした。

子どもと環境
2008/08/29



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