『僕の彼女はサイボーグ』

クァク・ジェヨン監督作品(漢字では「郭在容」と書くんですね)です。彼の『猟奇的な彼女』や『ラブストーリー』はかなり好きな作品ですから、とにかく『僕の彼女はサイボーグ』は見ておこうと、久しぶりに劇場で観てきました。

作品の出来としては★勘定で3つぐらい(5つ満点)でしょうか。論理的に考えるととてもついていけない世界です。まあ、ある意味時間旅行をネタにしたメビウスの輪を映画にしてみたが、それに飽き足りず最後の最後でその輪から出られるようにしたということなのかもしれません。また、題名も「サイボーグ」というより「アンドロイド」だろう、と突っ込みたい人も多いのではないかと思いますが、サイボーグと言い張るのですから、ここではそれで書き進めていくこととします。

さて、とはいえこの映画は映像的にはかなり見ごたえがあります。その第1番目は、やはり綾瀬はるかでしょう。この女優がものすごい美女であることに圧倒されてしまいました。また、最初の登場シーンの肌にピタリとしたコスチュームに代表されるように、その抜群のボディラインの美しさに久々にうっとりとさせられました(笑)。まあ男性の多くの方々が、わたしと似たような思いをしたのではないでしょうか。正直言って演技を見る以前に彼女の姿・形だけ観るだけても、十分値打ちがありそうです。これが最初見てすぐの、いちばん強烈に感じたことでした。

2番目は、やはり東京大地震の映像でしょうか。これは近未来にあり得ることなので恐らくこんな感じになるのだろうな、などと妙に説得力を感じたものです。3番目は、タイムトラベルで彼女に連れていってもらう主人公ジロー(小出恵介)の子供時代の世界です。これはどう考えてもジローの年代と合わないとしか思えないのですが、それはそれとして美しい田舎の昭和の情景が映し出されています。

綾瀬はるかについては、私の場合、玉木宏が主演だったので一応見ていたテレビドラマ『鹿男あをによし』でその相手役として出ていたのが初お目見えでした。でも、あのドラマではすごい美人というより、ちょっとほんわかしたカワイイ系の女優さんというイメージでしかありませんでした。というより、さほど強い印象を受ける女優さんではありませんでしたね。しかし、この『僕の彼女はサイボーグ』での綾瀬はるかは、上記したようにその美女ぶりにすっかり度肝を抜かれ、今やその落差の大きい分、印象は強烈なものとなりました。

正直、演技的に上野樹里や蒼井優のような特別際立ったものは感じませんでしたが、ちょっと視線が独特で、瞳ではなく瞳の奥15センチくらい後ろのほうから見ているような錯角を覚える表情をよくします。それがとても謎めいていて、とくにこの映画のような独特な無表情さが必要となるような役

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映画・テレビ
2008/06/19




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