『ゼロの焦点』 松本清張-新潮文庫S34年 数年前に読んだことがあるので、二度目。戦後混乱期から10数年を経ったときに書かれた作品。
「かなり教養もあり、学校も出たお嬢さんがアメリカ兵のオンリーになったという話は、ずいぶん聞きましたよ。あれから13年も経った現在、当時20歳ぐらいの彼女は、どうしているでしょうね?」
「あんがい、立派な家庭におさまっている方が多いんじゃないかと思いますわ、~自分を取り戻して、今は立派にやっている人も多いと思うんです。」
「当時は敗戦直後で悪夢のような時代ですから、その人たちにとって気の毒なことです。でも、でも自分の努力で、あとの生活がつくられていたら、その幸福を、そっと守ってあげたい気がします。」
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