
(承前)
パワーポイントの操作者をどこに配置すればよいのか。
そんなのはケーブルさえあればどうにでもなると思われようが、ともかくコストは一銭たりともかけるつもりはなく、手持ちの機材だけでやるべき状況であり----なにしろ、前期は会社史上最大の損失を出していた----、また、株主総会という特殊性から万一のミスがあってはならないとされ、モニターの映像だけでなくスクリーンに投影される映像もリアルに確認しながらの操作ができる場所という条件があった。
ちなみにパワーポイントの操作者とは、私のことである。
自分で用意した手前、少なくとも初回の操作は自分が行うこととした(タイミングとか、人に説明するのは面倒だったし)。
結論として操作者(私だけど)の席を図の赤で記した場所とした。
これは当社の会場の都合上、苦肉の策であった。電源やらスクリーンの置き場やら、その他諸々の条件があった。
「果たしてこれで許されるのか?」という一番の恐れは、私の座る場所とその向きである。
昨日掲載の図で示されるとおり、株主総会の基本フォーメーションは、株主と役員の対峙である。黒子である事務局は奥に目立たぬよう引っ込んでいる。
そうであるところ、私がなるべく端に引っ込むとは言え、株主と役員の間に位置してしまっていいのだろうか。
密かに、その場所はマズいんじゃないか、という指摘が出ることを恐れながらも実施した。
何も言われなかった。
その後、ずっと同じ場所でやり続け、今年で6回目らしい。誰からもまだ場所の不都合をいわれたことはなく、すでにその場所は所与のものとして扱われつつあるようだ。
その後少しは業績も回復し、新たな機材も導入されたりしたので、必ずしもその場所で操作をする必要はないのである。
しかし、今
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