愛蔵の硯石(1)岡山の高田硯

作者の為書を見てみよう。

高田硯  作州ノ国 旧高田ノ庄住人

    御硯研司 賜城苑  佐久知梅丘

岡山県の名勝神庭の瀧周辺で産出した石を研いで創った高田硯はかって名硯として知られていた。しかし今は産出していないのか、どこでも見ることはない。私がこれを求めたのは、岡山県西北部の勝山というところの硯を売っている家であった。1960年よりも前のこと、当時で3000円はかなり無理をして買った覚えがある。新婚当時、神庭の瀧を訪れた記念として購ったのであろう。25センチ×13センチ×2.5センチの自然石。長らく放置していたが、最近、取り出して愛用している。

硯箱として使っている文箱は、岡山の烏城彫による作品で、蓋裏の梅鉢の紋は直原家の家紋である。作者は嫂の直原睦代さんだ。

文化・芸術
2009/02/25



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