ナショナリズムとポピュリズム

北京オリンピックの聖火リレーで中国のナショナリズム(※1)が台頭し、世界中から嫌悪感を持って見られているようです。
『海外の留学生まで動員して扇動・言論統制をするなど、まるで戦前の日本を見ているようや!』と言う感想をよく聞いたりします。
確かに、ナショナリズムには、自分の国さえ良ければという傲慢な部分が有り、それが他国の嫌悪感につながるのでしょう。
私たち民主主義の国に生きる人間にとってナショナリズムは古くて危険な臭いのする物(思想)のようです。

日本はと言えば、人々の今の興味は『ガソリン暫定税』と『後期高齢者医療制度』ですね。
マスコミでも連日、この話題で持ちきりですが、その中身はと言えば『ガソリンは安い方が良い』『保険料も安い方が良い』と言うことか?、と思えるような内容です。
何故、今回この問題で、こんなにも世論が盛り上がっているのでしょうか?
それは、実際に自分の懐に響く問題だからからでしょうか?
このガソリン暫定税と後期高齢者医療制度の問題の本質である財政や制度疲労の問題を論じること少なく、私たち庶民の財布から引くことは『ゆるさない!』という風にマスコミも政治家も大衆迎合しているようにも見えます。

これをポピュリズム(※2)と言います。

自国さえ良ければと言うナショナリズムも、自分達さえ良ければと言うポピュリズムも、そのどちらも、台頭すると自由な思想と言論を阻害し、危険な香りがする物(思想)であることに何ら変わりはありません。

昔、居酒屋で巨人の長嶋や美空ひばりの悪口を言うと白い目で見られるくらいならポピュリズムも可愛いらしいのですが....。

※1.ナショナリズム【nationalism】
     国家や民族の統一・独立・繁栄を目ざす思想や運動。民族主義。国家主義。

※2.ポピュリズム【populism】
1 《Populism》19世紀末に米国

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経済・政治・国際
2008/05/08



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