'09/07/10 ゴミ箱から拾ってきた映画『ドゥーム』(米05年) DOOM番組改編期でつまらない番組ばかりだったので、録画しても見てない映画が圧倒的多数を占めるDVDコレクションの中から、たまたま目について見てみたのがこれである。
目を引くのは主役を演じるのが人気プロレスラー「ロック様」であるということ。そして最も興味をそそられるのが、PCゲームを原作とした映画であるという点である。
ゲーム原作の映画は最近では珍しくなく、『マリオ・ブラザーズ』のような珍奇作(?)もあれば、『ストリートファイター』や『モータルコンバット』のようなお気に入りもある(『バイオハザード2』も面白いのだが、この監督の悪い面が強く出すぎているという個人的評価)。『ハウス・オブ・ザ・デッド』は出来の悪い作品だとしても、いかにもゲームらしい映像処理が見られるところが記憶に残った。この映画の場合、原作が "DOOM" となると、興味の焦点は、このゲームがいわゆるFPS (= First Person Shooting 一人称シューティング)にジャンル分けされており、それがどのように映像化されているかというに点に絞られる。「一人称」とは、ゲーム画面は主人公の視点で描かれるということである。映画でもこの手法を部分的にでも取り入れたものは数多く存在し、その中でも特に、俳優ロバート・モンゴメリーが自ら監督した、ハードボイルド探偵フィリップ・マーローものの『湖中の女』(米47年)は大胆に「一人称」を取り入れた実験的な作品として名高く、ほとんどが主人公の視点から描かれている(らしい。未見。いや、見たかもしれないが、記憶に残ってない)。
で、映画版『ドゥーム』はどうかと言えば、そんな要素はとんと見られない。このゲームは実こういう話だったのか、と関心をもったのは、シューティングゲームを楽しむのにストーリーなどほとんど無関心だったからである。それはよい。しかし、ストーリーがはっきりすると、なんともつまらないというか、ありふれているというか、B級まっしぐらでしょぼい話だ。演出面では、とにかく画面が暗く、かつ、敵の動きが速すぎて、何が何だかわからないのオン・パレード。見続けるのがつらくなってくる。
この手の演出は、リドリー・スコット監督の『エイリアン』が教科書・お手本となっているようだが、それをほとんどパクッたと言うべき『プレデター』がやっと及第点といったところで、駄目駄目ばかり。どれだけ予算をかけて精巧なセットを作ろうが、気味の悪いクリーチャーを登場させようが、演出が駄目なものは駄目。
ようやく出ましたFPSゲーム調画面だけは盛り上がる。個人的にはこの映画一番の見所だった。しかしこれは長くは続かず、クライマックスは、アメリカ映画伝統の「どつきあい」と来た日にはあきれ果ててしまった。ロック様の強烈なキャラクターには文句の付け
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