公務員総人件費改革経済財政諮問会議で提案された公務員総人件費を10年以内に名目GDP比で半減させるという目標が批判に晒されている。とても実現困難である、というのである。でも、本当に実現困難なのだろうか。検証してみたい。
1.既に決まっていること、合意があること
まず郵政民営化で郵政公社職員が国家公務員から民間人に変わることから、国家公務員の数が3割減ることが決まっている。
次いで、5年間で5%以上の定員の純減目標を設定することについては、昨日の経済財政諮問会議で合意があったようだ。とすると、単純に10年に引き伸ばすと、10%以上の定員の純減が見込める。
以上のように、非常にラフに言うと、今後10年間で約4割の削減のメドが既についているのである。半減まで残り1割である。この1割削減が、とても実現困難だと言っている人が閣僚、各省などの中に結構いるらしく、この半減目標を提案した諮問会議の民間議員本人も反対に直面して自信なさげにしているとの噂だから驚きだ。次に述べるように、この残り1割の削減余地はある。
2.残り1割の削減余地
次の①②③の削減余地がある。また、次の③④については誤解がある。
①官民給与の比較方法の見直し
人事院に対して、官民給与の比較方法の見直しを要請済みである。人事院も見直しを行うと表明済みである。その総人件費削減効果はやってみないと正確なところは分からないが、一定の前提*を置いて試算してみると、6%の削減効果は見込める。
*人事院は、大企業と中堅企業がほぼ同数となるよう調査サンプルを選定し、給与実態調査を実施。民間給与水準に準拠して国家公務員の給与水準を勧告している。これを大企業、中堅企業、小企業がそれぞれほぼ同数となるよう調査サンプルを構成を変更する。大企業の給与水準を100とすると、中堅企業の給与水準が82、小企業の給与水準が75なので、6%低下する。
②ボーナスへの成果主義の適用とボーナス総額の削減
国家公務員のボーナスは、月給の4.4か月分支給されており、年俸(月給の16.4か月分)に占めるボーナスの比率は27%である。つまり、総人件費の27%はボーナスってこと。
今は、人事院が民間企業では月給の何か月分ボーナスを支給しているか調査して、それに準拠して国家公務員は4.4か月分と勧告している。
ここで考えてみて欲しい。経営不振の民間企業なら、リストラでボーナスカットから取り組むはず。国も巨額の財政赤字を抱え、財政の持続可能性が懸念され、増税による国民負担増は避けられないと政治家や財務省は言っている。なら、その前に政府として姿
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