残念な庭園

11月のとてもお天気の良い日曜日に、主人と『東京都庭園美術館』に行った。私はもちろん着物で出かけた。11月だというのに、すがすがしい日差しと心地よい風の吹く気持ちのよい日だった。何故この庭園に出かけたかというと、庭園の中に「茶室」があるということをHPで見たからだった。どんな茶室か是非見たかった。 目黒駅から歩いて約8分の大都会の中に、その庭園はあった。塀から中は別世界のように木々が豊かな葉を茂らせて風にゆれていた。

入り口にはカフェとショップがあった。その横の道を奥へ歩いて中へ進んだ。庭園入り口から中に入ると、手入れされた芝生広場にはカメラを手に写真を撮る人、彫刻をデッサンしている人、敷物を敷いてお弁当を食べている家族などの人々で結構にぎわっていた。11月初旬ということもあってまだ紅葉はしていなかったが、気軽に来られる都会の中の楽園と言った感じだった。主人と私は「紅葉が始まったらもっと人が多いんだろうねぇ」とのんびり歩きながら話していた。

フラフラと目的もなく芝生広場の奥まで歩いていったので、HPで印刷した庭園地図を見ながら「茶室『光華』」へ向かった。ものすごく期待していたのだが、期待は裏切られた。うっそうとした森のような日本庭園の中にあったその建物は硬くガラス戸で閉じられ、周りのお庭は全く手入れされていなかった。くもの巣は張り付き、日光を遮る高い木々は茶室を覆っていた。茶室はガラス戸が汚れており、中は障子が閉じていて見ることは出来ない。外壁は木材が白くなっていて暗い雰囲気をかもし出していた。『庭園美術館』のくせに、なんだこのあり様は!とてもがっかりした。

もう二度と入りたくない日本庭園を後にして、西洋庭園に入った。芝生が綺麗に手入れされていて、バラが少し咲いていた。椅子とテーブルもあり、観光客が座って話をしている。「こっちはキレイなのに・・・」と思いながら木々や花を見ていると、椅子に座っていた外人の女性がずっとこちらを見ているのに気づいた。とりあえず目が合ったので笑って会釈すると、女性は椅子から立ってこちらに歩いてくると、私になにやら英語で話しかけてきた。英語が解らない私は急いで主人を呼ぶと、「君の和服姿を撮りたいんじゃない?」という。そうか、カメラを差し出している。ああっ、英語勉強しなきゃぁ~(^^;

私はにこっと笑って写真を撮ってもらった。東京なんか着物着ている人はほとんど居ないから、折角日本に観光に来たのにがっかりしたんだろうなぁと思った。そう思ったら、私だけ写っていても彼女たちの記念写真にはならないんじゃないかと考えた。そして今度は、私が彼女たちの元へ向かった。身振りで「私と皆さんで写真を撮りませんか」と声をかけると、彼女たちはとても喜んでくれた。彼女たちのデジカメを主人に

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旅行・地域
2008/11/19




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