二度目の夏京都旅行(3日目①)京都三日目。一番私が行きたいと思っていて、主人に「ここだけは絶対に予定に入れて!」とお願いしていたのに、なんと朝からザーザーの雨。主人と二人で顔を見合わせて、「やむといいなぁ」と言った。
京都で一番行きたかった場所。それは西陣にある「裏千家センター」だった。裏千家のお師匠さんに茶道を学んで1年。お稽古をするたびにどんどんのめり込んでいく自分がわかった。日本の代表的な伝統である茶道は、お茶を点てるだけではなく、身のこなし、もてなし、人間としての品格が集約されたとても魅力あるものなのだ。その総本山である裏千家協会にどうしても行きたかった。地図によると、センターの裏側にはお茶室もあるらしい。
京都に来て3日目にようやく着物姿の3人組みを見つけた。裏千家センターのあるバス停で一緒に降りたその着物姿の3人組は揃って雨コートを着て、お茶道バックを持っていた。「あの人たち、きっとお茶道にいくんだよ!」とついて歩こうかと思ったが、降り続く雨は強さを増すばかりで、雨コートを着ていない私の着物は、外側からしっとりと濡れてきた。主人は「この雨じゃ着物が濡れちゃうから、とりあえずどこかの店に入って、降り方が弱くなるのを待とう」と、私をひっぱって、その時(たぶん10時前)唯一開いていた「田丸弥」に入った。店内には、お干菓子やお茶菓子等が並んでいた。まだ開店して間もないのか、開店する前だったのか店員の方々は店内の準備をしている最中のようだった。だが、私たちが入ると「まあ、雨なのに大変でしたね」と、店の奥にある喫茶コーナーに案内してくれた。私たちはコーヒーを頼んで雨が弱まるのを待ったが、窓の外を見ると雨は強くなっていた。
主人は地図や本を見て、雨が弱まった後の見学コースを検討していた。私はというと、「茶道具・工芸品 田丸弥」と書いてある看板を見て、そわそわしながら店員に「お茶道の道具とか売ってるんですか?」と聞いた。2階に置いてあるということで、私は更にそわそわしながら、主人に「ちょっと2階見に行って来て良い?」と聞いた。「いいよ」と返事が終わるときには椅子から立ち上がり、店員と2階のフロアへ行った。ああ、お茶碗がある。棗がある。これは主菓子の器かな。飛び上がるような値段の品々が所狭しと並んでいた。
店員がお茶を出してくれ、椅子に座ってお茶を飲んでいるとテーブルの左端に友禅袱紗のような素敵なデザインの袱紗を見つけた。ひょうたんの書いてあるものや、カラフルなもの、いろいろあった。前にお稽古で先輩が友禅袱紗でお点前をしているのを思い出し、「私もお稽古用でなく、あんな袱紗が欲しいな」と思った。他に店内には布のお茶杓入れや、小茶巾入れがあった。素敵素敵!欲しい気持ちを抑えて階段を降りた。
雨が少し小降りになった
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