062
横浜駅につき、電車を降りたふたりは
ホームから階段を降りていた
「おめー乗り換え、何線だぁ?
へんとう腺か?リンパ腺か?
あっ!おめぇ前立腺だったよなー」
クスクスとまだ、周りで笑ってる人がいたがー
不思議と、彩は周りが気にならなくなっていた…
「湘南新宿ラインですぅ!
今から仕事だしー」
「あっ!そう言えば
おめぇ、二丁目のホモバーに転職したんだよなー」
「オナベバーですぅ!
じゃなかった、カクテルバーだったー」
コンサートが始まる前に龍太が言った
「俺、まわりからオカマとデートしてるとか思われたら耐えらんねー」
という言葉で彩は拓也とはじめてデートした時
レストランでニューハーフなのがばれて
周りの視線にたえかねてた拓也を思い出し
龍太とももう無理だと感じたけどー
実際には龍太は周りの視線は気にしないタイプなのが
一緒にいてわかってきた
「あっ!そうだー
次のライブのチケット売ってもらおうかと思ってたんだー」
「はっ?
次のって持ってんだろ」
「今から店に行くからさー
お客さんに買ってもらおうかななんてー
てか一緒に行く人探さないと、ひとりじゃ行きずらいじゃん」
「じゃ、買ってもらおうかなー助かるなー」
俺、毎回一枚も売ってねーし」
龍太はバックをガサゴソしてチケットを探した
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