NO.20 内部統制報告書
監査役A:株主総会が終わるとすぐに、有価証券報告書の提出ですね。今年は 2009年3月期から始まった内部統制報告制度で内部統制報告書を添えないといけないですね。
監査役B:3月期決算企業の各地の財務局への提出期限は6月末でしたから。
しかし、これが株主総会の後になることは、問題だとの声もありますが、結果が気になるところですね。
監査役A:昨日(7/2)の日経にありましたね。記事によると経営者自ら「重要な欠陥」があると開示した上場企業が一昨日(7/1)までに56社、開示された2%にあったようです。先に導入した米国の初年度は、16%の企業が「欠陥がある」と記載したことを考えると少なかったですね。
監査役B:各社の内容は、金融庁の電子開示システム「EDINET」で見られます。 http://info.edinet-fsa.go.jp/
監査役A:監査法人のトーマツも独自の調査結果を次のように発表していました。上場企業を対象にアンケートに回答した企業の21%で不正が発生していたとのこと。その不正行為の内容は、「現金や在庫の横領・窃盗などが69%と最も多く、売上高の架空計上などの不正な財務報告が、22%」
この内部統制報告制度への対応が、不正の防止や発見に一定の効果があると答えた企業は70%に上った、とのことです。
また、「重要な欠陥」がどうして分かった、と言うことですが、日経では、「多いのは会計監査人による会計処理の誤りの指摘」「不適切な取引や従業員による不正発覚」。今年3月末時点で「重要な欠陥」と記載していても、現時点では問題点を改善している企業は多いようです。
監査役B:内部統制報告制度によって、正確な財務報告をする体制が整い、不正の防止や発見に一定の効果があるようだからがんばって推進していきましょう。■
<参考>出典:日経新聞
内部統制報告書において2009年3月期末の時点で「重要な欠陥」があるなどと報告した企業は以下の通り。(社名は日経略称、証券コード順に記載)
ジェイオHD、Br.HD、東邦GA、西松建、Hヴェラス、滝沢ハム、バルクHD、インスパイアー、ホッコク、ソリトン、KFEジャ、ブックオフ、21LADY、USシステム、紀州紙、セ硝子、戸田工、細火工、OPENIF、ダイオーズ、デジアド、BワンHD、COTA、日本興業、A&AM、ヤマシナ、ダイキン、加藤製、リバーエレ、岩崎通、エプソン、フォスター、オメガプロ、日本アンテナ、日ケミコン、市光工、アールビバン、大水、幻冬舎、平賀、アーク、浜丸魚、ミツウロコ、遠州トラック、フォーバルR(旧フリード)、広ガス、葵プロ、ウィルソンW、東京美装、ビ
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