偶然という名の必然
出会いはいつだって突然で、
思わぬとき、思わぬ場所で人は出会う。
偶然なんて言葉は、ホントに言葉なだけで
偶然、突然、これらはすべて必然なのかもしれない。
きっとおれと彼女が出会ったのも、
偶然であり、突然であり、必然なんだと思う。
電車で寝過ごしそうになったおれは、急いで電車を降りた。
まだ頭がボーっとしているなか、改札を抜け地下鉄の階段を上る。
地上から吹き込んでくる風。今日はいつもより風が強い。
階段を上りきったところで気がついた。
傘を電車に忘れてきた。
駅から自宅まで徒歩10分ちょっと。走っても数分かかる。
数分も雨に打たれれば、きっと体はびしょ濡れ。風邪も引くかもしれない。
でもこのままジッとしてるわけにもいかないし。
コンビニで傘を買おうか・・・・、でももったいないし。
なんて考えながら途方にくれていると、やたらこっちを見てる女の子がいる。
「おいおい、何見てんだよ・・・・」とチラッと見てみると、やっぱり見ている。
すっごい見ている。何だろう?とおれも見つめ返してみる。
頭の中で記憶の波が、津波となってやってきた。
「あ!? もしかして○○ちゃん・・・・?? あれ?違うか?」
「え?やっぱ□□くん?うっそー、ありえない。超ビビったんだけど」
彼女は、「高校の友達の中学のころの同級生」。
高校のときの友達がいなければ、決して知り合わなかった。
今となっては出会ったきっかけってのはあまり覚えていないが、
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