不必要なものがあったとして。自分にとって、必要なものばかりで埋め尽くされていたら
どんなに快適かな。
どんなに窮屈かな。
あれもこれも、雑多なもので覆われて、
ほんとうにうっとうしくなる時があって。
シンプルに、全部脱ぎ捨てて
必要なものだけに囲まれて過ごしたいと、
思う時もたくさんあるけれど。
でも、そしたら、失うまい、と必死になって
すごい形相で、毎日をおくらなきゃならなくなってしまいそう。
なんだか、ほんとに遠回りしてるみたいな。
この時間を後で振り返ったら、まるっきり止まってるみたいな。
そんなことを何年も続けてる感じがするけれど。
顕微鏡でみると、ものすごく一生懸命進んでたりする。
進んでは戻り、止まっては進み。
生きてたら、無駄なものはひとつもない。
そうじゃないんだろうな。
無駄もどこかで、必要だから、
そんな風に言うのかもしれないな。
いらないものばっかりな気がする。
そんなものに体を覆われて
ほんとうの血が流れ出してゆくような。
それにすら、気づかないでヘラヘラと笑ってるような。
なんだかこのままじゃだめだよね、と思いながら
今日も寝て。明日は起きる。
明日も寝て。月日は過ぎる。
だからって体を絞り込むみたいに、
心を絞り込んだら、何も感じられなくなってしまいそうで。
穴だらけのデコボコだらけだから
いろんなものがひっかかっては、落ちてゆく。
拾い上げることも、できる。
恋について、彼について、
考えたくないような、こんな日に。
まとわりつく倦怠感を愛でてみる。
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