台湾紀行⑲「神秘の湖」

「滞在19日目」

早朝目覚めるとかなり体調が上向いていたので、思い切って遠出する事にした。

向かうは「神秘の湖」として有名な「ズーユェンタン」。

話によると、台北から車で5時間かかるらしいが、それだけ時間をかけても行く価値があるらしい。

ちなみに、台湾は国際免許が通用しないので、国外の人は無免で運転する事が黙認されているようだ。

簡単な手続きでレンタカー(2000元=約8000円)をチャーター。

運転を開始して1時間経過した頃には、日本ではまずお目にかかれないミニジャングル的な景色が広がって来た。

しかしこのミニジャングル、ちょっと訳ありである。

と言うのも、この樹木達は「ビンロウ」と呼ばれる覚醒作用や常用頻度によっては舌癌になる恐れがあるガムのような嗜好品を作る為の原料として人工的に植林されているらしい。

ただ面白いのが、国道沿いを走っていると客寄せに水着を着た女性達がこれを売っている姿。

思わず脇見運転で事故りそうになるぐらいセクシーな女性達が魅惑的に商売を展開する。

そうこうしている間に、「ジージー」という田舎街へ辿り着いた。

まず最初に目に飛び込んで来たのは遊園地的なスポット。

「遊園地」と言ってもデパートの屋上に毛が生えたようなものだが、輪投げや射的、相変わらず人気のバスケマシーンなど子供達の笑い声が絶えない憩いのスペースである事に間違いない。

儲ける気が全く感じられないおっちゃんから、マイク片手にまるで選挙演説でもしているかのように呼び込み攻勢をかけてくるおばちゃんまで引きこもごもなのも微笑ましい。

遊園地を少し外れた所に軍が実際に使用していた戦車があったのでよじ登ってみた。

戦車の大砲部に股がって喜んでいるやや下品な私…。

おバカタイム終了後、やや遅めのランチタイムをとろうと店を探すも、間が悪かったのかどこも休憩中。

30分近く探してようやく営業中の店を発見した。

ここでは、「パイコーファン(70元=約280円)」という豚の唐揚げご飯をオーダー。

唐揚げ自体は悪くないが、オプションのミックスベジタブルがどうも納得いかなかった。

その後更に南下し、まるで日光「いろは坂」のような道を駆け上り、遂にズーユゥンタンに到着!

そこで待っていたのは至極の風景だった。

時間帯によって湖水の色を変化させる気分屋のそれは、私との初ミーティングはエメラルドグリーンで出迎えてくれた。

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台湾編
2007/08/06




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