台湾紀行 最終章「旅は人との出逢い」

「滞在最終日」

今日は遂に最終日となってしまった。

しかし、全く実感がない。

明日も普通に台北の屋台で昼飯を食らっているような気がする。

眠い目を擦りながら、しばらくそんな事を思案。

ほぼ日課となっている「チャンネルV」を見る。

台湾人アーティストのPVをバックにパッキング開始。

そうそう、私の旅行時の荷物は、毎回驚くほど少ない。

余計なものは殆ど持っていかない上に、衣服も洗濯するのを前提に数着しか持参しない。

その為、コーヒーを一杯飲み終わらないうちに荷造りは終了した。

しばらくすると、現地用の携帯がけたたましく鳴った。

相手は先日のパーティーで知り合った台湾人。

なんでも、空港まで見送ってくれると言う。

会社員なので当然仕事があるはずだが、もう既に有休をとったとの事。

正直泣けた・・・。

会ってまだ一週間しか経ってないのに、何だろうこの温かさは?

果たして逆の立場だったら、こんなに人に優しく出来るだろうか?

海外で親切にされる度に、もっと温かい人間になりたいと感じる。

待ち合わせのバス停に行くと、なんと朝食を用意していてくれた。

空港までの道のり、約1時間。

車中、つたない英語でポツリポツリ会話を楽しむ。

楽しい時間は矢の如く、空港に到着。

出発までしばらく時間があったのでフードコートへ。

さっき朝食を頂いたばかりなのに、また昼食をご馳走してくれると言う。

さすがに申し訳ないのと、まだ腹がすいてないという物理的な事もあり、断ろうとするも結局ご馳走してもらう運びに。

そうこうしている間に出発の時刻が近づき、徐々に重たい空気となった。

この時点でようやく、「本当に帰国するんだなぁ…」と実感。

そしていよいよ出発の時。

このまま湿っぽいのは嫌だったので、無理に明るく振舞う二人。

「次回は東京で!」

硬く握手を交わし、出国ゲートへ。

なんだか振り返るのが照れくさかったが、最後ぎりぎり見えるところで後ろを向いてみた。

するとそこには笑顔で大きく手を振りつづけている姿が…。

最後の最後まで、本当に素敵な旅だった。

機内でこの旅の事を時間をかけて回想してみた。

初日にひいたおみくじには、「いい出逢いが沢山ある」と

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台湾編
2007/09/02




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