156 経済危機で変わる事

90年代の日本の経済危機やその後のグローバル化,途上国の発展は日本の経済成長を支えてきた政治構造・産業構造・精神構造の脆弱性を露呈させた.

’美しい湖の水が引いたら,ヘドロだらけの湖底が露出した’感じである.

この危機に対し,積極的な財政出動(失われた10年で国債残高600兆増)も効果は限定的であったが,金融業界・産業界の再編,リストラクチャリング,自立,横社会への変革,規制緩和,等の質的変化によって,フリー,フラット,グローバルな構造へシフトと,経済活力の回復が始まったのである.

さらに,幸運にも,パソコン,インターネットに代表されるIT革命,その後のデジタル革命が起こり,構造改革や産業の活性化を促す事になったのである.

このIT革命は縦構造のレガシーアーキテクチャーから横構造のオープンアーキテクチャーに切変わるものであり,技術・考え方とも革命に当たる大変化である.今日のITの伸展を見ても明らかである.

この革命は,80年代のアメリカの不況下で生まれた新しいアーキテクチャー・テクノロジーであるが,90年代,本格的に日本に上陸した.日本の社会の変化とITの変化が同じ考え方で同時進行したのである.

この様に,90年代の金融・経済危機は日本に大きな転換を促したと言えるのである.

さて,今回の危機は米国を震源地として世界規模で起こった.その影響も長期化の様相になってきた.日本においても,需要の減少,株・ドル等金融資産の暴落,資産運用の赤字化,相対的な円高,信用の収縮,が起こり,日本経済に大きなダメージを与える事になったのである.

米国はじめダメージの大きい国では,不良資産の買取,資本注入,資金融資,など負の連鎖を断ち切ろうと必死である.国際的にも,これを後押しする事になる.今後の為に金融商品の膨張への監視・規制も検討されると思う.

この危機を通じて,どの様な社会変化が日本に起こるだろうか.

反省すべき事が特に日本にはないとして,只ひたすら,景気回復を忍耐強く持つしかないのだろうか.苦しさから,融資の拡大や景気対策の公共事業を拡大するの

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経済
2008/11/16




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