116 保守VS改革の政党再編の予感

自民党政治は日本の復興、高度成長を牽引してきた.成長後も肥大化した政官財の社会構造にブレーキをかける事もなく、バブル崩壊が起こった.許容してきた構造、仕組みの冗長性がヘドロのように露呈する事になった.その後、デフレ経済、債権の不良化が長期化し、社会全体が失われた10年と言われるほどに、漂流し続けた.一方、麻薬的に財政出動を繰り返し、この間に、600兆ほどの借金を作って行った.

その後、小泉政権が登場し、「改革なくして成長なし」「小さな政府」「古い自民党をぶっ壊す」を旗印に不良債権処理、構造改革に着手した.国民も熱狂的に、これを支持し、衆議院選挙に大勝した.

小泉政権を引き継いだ安倍政権は、この勢いを得て、憲法問題、安全保障問題、教育問題などの国家理念の再構築と言う長年の根本問題に軸足を移した.同時に、小泉政権での改革抵抗派、守旧派の復権も進めた.結果、改革路線と戦後レジューム脱却路線と言う大きな政治課題を抱える事になる.

この大きなテーマに取り組む一方で、政治資金問題、社会保険庁問題、弱者救済問題、改革による自民党支持層の減少などで、安倍内閣は足元をすくわれ、先の参院戦に大敗した.

この参院戦敗戦によって、1年たらづで安倍政権は退陣し福田政権が誕生した.自民党は一気に小泉政権前の守旧的自民党に戻る事になる.その結果、ねじれ国会の勢力図は、「古手の自民、若手の民主」と言った様相になる.間違いなく、自民にとって「守勢一方」の構図になった.自民の世代交代のチャンスも失った.

古手主体の自民党では、膨大な借金問題、行政の不手際問題、政治資金問題などの張本人であり、その対策は天に唾をする事になり、攻撃のターゲットになりやすい.政策面では、過去のしがらみで思い切った手が打てない.政治家のイメージも一気に古臭くなる.これでは民主の政権担当能力を問う前に、歯切れの悪い守勢が続き、支持率の向上も期待できないと予想される.

こんな情勢の中にあって、次の政権選択

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政治
2007/10/05




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