活用型学力とは何か22

【プロジェクト型協同学習のための8つのしかけ その2】
 
 お忙しいところ読んでいただいて大変恐縮です。「8つのしかけ」のつづきです。

⑤ 子ども同士が相互にかかわりあう場をつくること
 互いの意見を出し合ったり、文章を読み合ったりしないと解決できないような状況設定をすることです。
 たとえば、「写真を選ぶ」という活動は一人でやれば言葉にする必要はありません。しかし、グループでやろうとすれば意見を出し合わざるをえなくなります。結果として、子どもたちは仲間を説得するために、自分の思考を言葉にしていくという知的な作業を行うことになります。
 また、それぞれが個別に書いた文章を比較検討して一つにまとめていくような作業も効果的です。そうすることによって、子どもたちはよりよい表現を学ぶようになります。自分が伝えたいことが相手に伝わるのかどうか、相手の立場に立って客観的に評価する機会になるわけです。

⑥ 教師も子どもと相互にかかわりあう場をつくること 
 教師が、子どもたちに対する「壁」となることも必要です。子どもたちのアイデアに対して、簡単には「合格」を出さないわけです。「この文章ではつながらない」「この流れでは分かりにくい」という「批判」を突きつけることも必要です。子どもたちが協同してその「壁」を乗り越えようとするとき、思考は活性化され、達成感が生まれます。困難な状況を力を合わせて解決したとき、子どもたちの力は向上します。
 逆に、自分たちだけでは解決できないとき、教師は「助っ人」にもなります。なかなか先に進めないグループには、教師側から「こんなことをやってみたらどうだろう。」「そのことを実現するためには、この資料を見るといいよ。」といったアドバイスを与えていきます。このような支援的な立場に教師がなることも必要です。

⑦ タイムリミットを設定すること
 社会ではどんな仕事でも締め切りが設定されます。締め切りがあるからこそ、人間は真剣になります。
 プロジェクト学習においても、局面ごとに時間を守らせることが極めて重要です。たとえば、「シナリオづくりは、今日の国語の授業が終わるまで」という具合に具体的に締め切りを設定します。子どもたちは、締め切りを守るために必死になるはずです。必死になるから、互いに協力して解決しようとします。
 時間が制限されているからこそ、役割を分担しながら効率的に進めていくことを学んでいくわけです。時間をいかに上手に使っていくか、ということも思考力を高めていくことになります。

⑧ 課題達成をみんなで祝うこと
 課題達成のためには、様々な苦労があったはずです。途中でケンカ

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教育観・研究観
2009/06/22



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