事業仕分け事業仕分けについて,事業仕分けのことをよくわからずにコメントしたり,報道しているとしか思えないものが多いように感じていた(自分が特に詳しいわけではないが,明らかに前提がおかしいと思われるものが目に付いた)。
池田信夫氏は,事業仕分けのことを「人民裁判」などと書いていた。私は,この人は,報道だけの情報で,現場を見ていないのではないかなと思っていたが,その池田氏が,実際に事業仕分けの現場を見て,少し認識を新たにしたということをブログに書いている。
昔,某公共団体の職員であったときに,予算要求に対する査定の過程を公開で行うことの提言をしたことがある。
その時の財政担当部局の反応は,「そんなことをしたら,いろいろなところから予算に対して介入されるから,できない」というものであった。
個人的な思いとしては,一部の事情を知る人間からの圧力に左右されることがある予算に対する問題意識があった。公開してしまって,いろいろな意見があるならそれも含めて公開することが,適正な予算編成に資すると思っていたのだが,あまりとりあってもらえなかった。
事業仕分けは,私が考えていたことと同じではないが,「過程の公開」というのが共通のキーワードなのだと思う。
もし,事業仕分けを密室でやっていたら,予算の査定官が財務省の役人から仕分け人に代わるだけで,国民の目から見たら,その予算がなぜついたのか,つかなかったのか,ということはさっぱりわからない。
事業仕分けは公開だからこそ,それを見て,切った理由がおかしいのとか,削られないのはおかしいという感想を持つことができる。また,逆に,切られることについての納得もしやすくなるし,仕分けの段階はまだ最終結論ではないので,復活のチャンスを得ることができる。
もっとも,事業仕分けの際の状況について公開をしていても,それをマスコミが必ずしも正確に報道していないことや,その報道を元に,一方的に決めつけて発信する人が(著名人にも)少なくないのは,問題だろう。
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