我が芸術論:本論(Part-2)「アニミズムの考察」
ここで、流浪の民である「ROMA」の信仰との関連で大自然を畏敬し崇めるアニミズム信仰心のある民族、つまりゲルマンの民・ケルトの民・東南アジアの民・そして日本の民にも見出せるのです。それらの民の信仰心を探ってみることは大変価値があると思いますので、この章で取り上げたいと思います。まず、ゲルマン人は、典型的な『自然崇拝の民』であり、たとえば、北欧のゲルマンのオーディンは、主神で戦争・死・知恵・詩・魔術の神(但し、南のゲルマンのウォーダンは、主神であり、風の神である)であり、トールは、力の神で雷・農民の神(南のゲルマンではドナール)、フレイは豊穣の神、バルドルは光の神、マーニは月の神、ソールは太陽の神などであり、地・水・日・風の四大元素に対し人間に害を与えないように祈ります(「エッダとサガ」P.25~P27から引用、谷口幸男書、新潮選書)。
そして、収穫が無事に済んだときには、大地の霊、大地母神・主神、風の神に供えをして唱えごとをします。彼らの歌をお聞きください。
さあ、風よ、これはお前の子供のための麦粉だ
吹き荒れるのをやめよ
雄風よ、雌風よ、ここにお前の食物を置く
お前たちは、わしの言うことを聞いてくれ
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