緊張の国境越え
日本のような島国に住んでいると、憧れるのが陸路の国境越えだ。
初めての経験は1999年、グァテマラ→エルサルバドルの国境(写真)。しかしこれが半端じゃないほど怖かった。両替屋に囲まれるからだ。その両替屋の人物像が怪しい。競争が激しいようで目は必死だし服はボロい(中南米の田舎では普通のスタイル)イメージ的にはダフ屋に近いがコソコソせずに大っぴらにやっている。だいたい小さい国境には町も銀行もないので、必要最低限の両替をしておかなければバスにも乗れない。できれば一人での国境越えは避けたいところだ。危険かどうかよりも雰囲気が怖い!!
さて今回は、幸運にも旅の道連れが3人もいる。国境で両替屋が寄って来ることと、必要最低限の両替を必ずするように、ということを伝えて、いざ国境越え!!しかし、この国境はさらにハードだった。特にグァテマラ側。入国審査は小屋に窓口がある程度で、手続き中も屋外に並んでいる状態。大勢の両替屋が我先にとグルリ取り囲み、目の前に札束をちらつかせながら「カンビオ(両替)、カンビオ!!」の大合唱。あんな大勢にギャーギャー言われると訳がわからなくなって混乱してしまう。入国審査では払わなくてもいい入国税なるものを払わされた。グァテマラに入国税はないので、役人のおこづかいになるわけだ。こういうときは「領収書をください」というと引き下がると教えてもらっていたのに。あ~、混乱してうっかり払っちゃったじゃないか~!!もしかして両替屋と役人はグルかも…などと考えてしまう。
合唱に負けずに叫ぶ連れ。「なんでこの人らはこんなに寄って来はるの?何のために!?」混乱しながら的外れに答える私。「利ざや稼いではんねん!!」道連れの3人、初めての国境越えはかなり怖かった、と感想をもらしていた。慣れれば怖くないよ…きっと…たぶん。
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