仏TV版《家なき子》今《Chanson de Rémi》と題する小品に取り掛かっています。題材の由来は、児童文学の古典的名作『家なき子』(Sans famille)から。本Blog表題にある“En avant”という言葉も、この小説の中の一章に由来しています。
小さい頃に初めて読み通した長編小説がこの作品だった事もあってか、エクトル・マロのこの作品には少なからず思い入れがあります。なので「『家なき子』…ああ、“同情するなら金をくれ”っていう話?」とか「えっ、レミって女の子じゃなかったの?」とかいう反応が返ってくると心底鬱… orz
日本では日テレで放映された名作アニメ(宇野重吉の語りが感動ものだった)がありますが、さて、本家フランスではどんなものがあるか知ら…と探して見つけたのが、Jean-Daniel Verhaeghe監督によるこのTV映画版でした。
原作が全2部構成の長編のため、多少の筋書の改編や省略はやむを得ないとして、本作品ではいくつかの重要な設定が変えられています。
まず主人公レミ少年の出自が、原作と異なりイギリス人の貴族ではない事。そのため原作後半の山場となるロンドンでのエピソードがなく、レミの旅はヨーロッパ大陸内(多分フランス国内すら出ていない)に留まっています。
また、後に伴侶となる少女リーズは、原作では園芸職人アカンの娘ですが、本作ではレミの遺棄に一役買った男フォンテーヌ(原作のドリスコルに相当)の姪という事になっています。このフォンテーヌ氏は
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