失敗のベテランを目指せ 先月、娘が三歳になりました。
ついこの間、二歳になったばかりの気がしますが、時間のたつのは早いものです。
この一年、彼女にとっては失敗ばかりの一年だったなあ、と思います。
二歳前くらいから、どんなことでも自分でやりたがるようになったので…。
洋服を畳もうとする。
ボタンを自分で留めたがる。
鉛筆を削ろうとする。
そしてその全てに失敗して、かんしゃくを起こす(笑)。
「本人のやりたがることはなるべくやらせる」という甘い親の元、彼女の生活は毎日が失敗とともにあります。
この年齢の偉いところは、失敗ばかりしているのに懲りないところですね。親の手を振り払い、あきらめもせず繰り返しているうちに、少しずつ出来ることが増えてきます。
少年が事件を起こすと、決まって新聞などにでるコメントがあります。
「子供のころから甘やかされて全能感を持ち、挫折に弱い」という例のあれ。どうも違和感があります。
甘やかし、子供のやりたいことをやらせていれば、子供は必ず失敗するもの。毎日が挫折の連続で、全能感など持ちようがないと思うのですが…。
あるいは、甘やかすという定義が違うのでしょう。
挫折に弱い子供は、好き勝手を許されたのではなく、囲われていたのかもしれません。親の手出しや、先回りした指示で、本当ならたくさんあるはずの失敗を、得られなかったのではないでしょうか。
失敗できなかったゆえに、万能感が保たれてしまったのなら、哀しいことです。
本当の甘やかしは、意思を尊重すること。そして意思を尊重する限り、子供は失敗します。
無駄といえば無駄なのですが、子供にはたくさんの失敗を与えたいです。失敗しつつ、それでもめげない失敗のベテランとして成長させたいものです。
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