いったいオレは何をみてたんだ

記憶というのはこんなにもいい加減なものなのか、ということを思い知らされました。

「アラビアのロレンス」を劇場で見られるというので、新宿高島屋10階にある映画館へ行ってきたのですが。
オマー・シャリフが砂漠のかなたからユラユラとかげろうを通して現れるシーン。
お供の少年が砂地獄に飲み込まれるシーン。
砂漠を横断する列車を爆破するシーン。
断片的には確実に残っていた記憶もあるのだが、アレっ、こういうことだったんだっけ、とか、こんなシーンあったっけ、とか。
もともと記憶力の曖昧さでは人後に落ちないと自負する私ではあったのだが、ここまでお粗末なアタマとは思ってもいなかった(涙)。

いったい最初に観たのはいつだったのか。
こういうときインターネット検索はベンリですねー。
wikipediaには「1963年12月、日本公開」と紹介されている。
ということは、東京オリンピックの頃。
当方、まだ花の高校生。
あるいはその後の再上映か。

ストーリーはちゃんと覚えていなくても、観た映画館は昨日のことのように覚えているぞー。
いまはホテル西洋銀座などが入る銀座1丁目角(京橋側)に、その映画館はあった。
なにやらコルビジェ風のモダーンな建物、それが「テアトル東京」。
真っ赤なカーペットが敷きつめられた客席部分から当時としてはとてつもなくワイドなスクリーンを受け止めるステージまでゆるやかなスロープになっていて、それまで土ぼこりが舞う高円寺の大映系映画館しか知らない高校生には目のくらむような場所だったに違いない。
でも、誰と行ったんだろう、それもまったく記憶から欠落している。

ピーター・オトゥールが列車を爆破した直後、一緒に待ち伏せしていた仲間に「アカバ (Akaba, Aquba)へ!」と叫んだ(ポスター写真のシーン)ように記憶していたのだが、映画を観ると彼はそんなコトバは使っていない。

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映画・テレビ
2008/12/26



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