剣岳 点の記(つるぎだけてんのき) 木村大作:映画
登山をしなくなってもう20年近くになる。そんなにあちこち登っているわけではないけれど、山の風景をみると、「いいなぁ、登りたいなぁ…」 っと思う。
富山県に位置する2,999メートルの剣岳。明治39年、陸軍が国防のために日本地図を完成を急いでいた。最後の空白地点を埋めるために「陸軍の威信にかけて剣岳の初登頂測量を果たす」。これが厳命。
現代のように登山ルートがない状態での登山というのは本当に大変なものなのだろうが、この映画の見所はそうしたストーリーよりも映像の素晴らしさだと思う。
本当にこんな大自然が日本に残っているのか! 剣岳はこんなに美しいものなのか! っとただただ画面に見入る。この光景を目の当たりにしたならば、どんなにかいいだろう。
測量部の柴崎芳太郎の寡黙で真面目な人柄もいいし、案内人の宇治長次郎の山への想い、謙虚さも素晴らしいのだが、やはり主役は剣岳に取られてしまった感がある。
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