ここらでちょっと、ひと休み親交のあるというかお世話になっている看板屋さんの社長さんが2冊目の本を出したらしく、宅配便で送られてきた。本のカバーには都城の市街写真が使用されていて、その中央に都城市民会館が鎮座している。
社長は文化と文学の素養があり、なおかつ実業人としてまっとうな社会感覚を持ち、情にも厚い。未曾有の不景気と言われるさなかに、本を出版して社会に経済的にも貢献しているところがすばらしい。ただでさえ本が売れない時代ということもあり、ホン好きな氏にぴったりの経済対策でもある。
さっそく読んでみると、これがおもしろい。ときに声を出して笑いながら、一気に読んだ。ウイットに富んだ文章もいいが、その素材となっている数々の事件・エピソードを引き起こすモデルは社長自身だろうか。とくに、高速道路居眠り事件をはじめ、高速道にまつわるエピソードは特筆ものだ。
前作は「アフガンランプ」というタイトルで、2006年の11月に、同じ草場書房から出版されている。文芸評論家・大河内昭爾氏がオビに絶賛している。ハードカバーらしくちょっと硬めの内容もあるが、2冊目はソフトカバーよろしくソフト路線である。前作は文芸誌「あかね」にぽつぽつと発表し続けたものを10年分まとめたものだそうだが、今回のものは「史上最最小のミニミニ情報誌」と名をうった社内新聞がネタ元だそうだ。だから社長や専務や社員などのエピソードとなるのだが、こんな新聞を発行する社長らしい優秀な社員ぞろいで、笑いのネタは尽きない。
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