何の意味もない「1ミリ以上の降水確率」 梅雨の季節を向かえて、雨が降るか否かに人々の関心が集まっている。そこで天気予報に頼る機会も増えている。その気象庁の天気予報で、電話で教えてくれる「○○時間以内で1ミリ以上の雨の降る確率」○○%というものがある。(新聞では「5ミリ以上・・・」となるが、以下の議論は両者に妥当しよう。) これは何の意味もないと思うのだが。
例えば、この確率が100%であったとする。しかし一般の人が生活している上で、天気予報どおりに雨が○○時間以内に1ミリ降ったからといってどんな影響があるのであろうか。会社からの帰りに道で、OLの皆様は「1時間で1ミリの雨が降り、ぬれて困るでしょう」と気象庁は親切に教えているつもりなのか。あるいは屋外でやる野球で、「日中の2時間で、1ミリも雨が降ると野球ができなくなりますよ」と親切に教えているのであろうか。ほとんどの場合、あるいはすべての場合で、例え1分間での「1ミリの雨」でも困らないといえよう。つまり、何の役にも立っていないのである。
別の例でいうと次のようになる。花粉症の人たちに対して「明日、日中で花粉が1個以上飛散する確率」は90%以上ですと予報が出る。しかし花粉症の人たち中には、日中の1個の花粉でつらい症状が出るような人はいないであろう。
都会で暮らす一般人の立場からいえば、「雨でぬれて困る量」を基準にすべきである。もちろん、屋外のイベントや農業などにもそれぞれの基準がある。これらを総合して、一番少ない雨量、ある時間以内で○○ミリ以上を用いるべきである。例えば「3時間以内で○○ミリ以上の雨の降る確率」を用いるべきである。これが3時間以内で50ミリであったならば、天気予報では「午後5時から8時までの3時間以内で50ミリ以上の雨の降る確率」○○%というべきである。多くの予算を使って天気予報をしているはずである。だから、もっと国民に役立つ情報を提供すべきなのである。
現在の状況は、お役人様の保身術の表れ以外の何者でもない。こんな情報が当たったといって喜んでいる国民はいないはずである。気象庁のお役人様は、無意味な情報の発信に多額の予算を使っているということが恥ずかしくないのであろうか。
ついでにいうと、テレビなどで頻発する発言「降水確率0%(ゼロ・パーセント)」も変な言葉である。もちろん、降水確率が0.4%や0.2%を四捨五入して0%と表現しているのであろうが。ゼロという数は特別で、単位は持たないはすである。だから0円や0グラムなどとは表現しない。「降水確率0%」と平気で発言する人は正常な言語感覚を持っているとはいえない。もちろん、子供たちへの教育上の配慮もすべきであろう。上記の天気予報であれば「降水確率1%未満」を用いた方がよいと思う。私の考えでは「降水確率0%」と「降水確率1%未満」との
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