苦手だったけど

 苦手な曲は誰にもあると思う。
 僕の場合は、モーツァルトのハフナー交響曲とラフマニノフの
交響曲第2番。ガイドブック等を開けば、どちらも名曲と記されている。
ラフマニノフはたぶん、まだしばらくは受け付けられない。
いわゆるロマンティックなメロディが盛りだくさんですぐに食傷してしまう。
押し売りをされているといった感覚にもなってしまう。
残念だけど、しょうがない。自分の器と合わないのだから。
時間がたって、器が変わるのをとりあえず待っている状態。

 さて、モーツァルトである。ハフナー交響曲。第35番。
モーツァルトの父レオポルドの友人ではったハフナー侯爵
の息子が爵位を授与されたため、そのお祝いの曲として
作られたもの。とはいってもこのとき作られた曲は、
セレナードといって、貴族の会食やピクニック、祝典で演奏される
BGMだった。ウィーンで交響曲を演奏しなくてはいけなく
なったモーツァルトが、このセレナードのメヌエットとマーチの
楽章を削って交響曲に仕立てた。
 と、曲の概要はこんな感じだけども、何が苦手か。
曲の出だしからあまりにも貴族的、高貴的すぎて小市民の
自分にはほとんど合わない。初めて聴いたときから、この
考えに捉われていた。
 しかし、よくよく聴いてみると、確かに表面的には貴族の
匂いがぷんぷんしているけども、それだけではない何かが
ある。そう思うようになってきた。例えば出だし。こんなに
見事に仕上がっている曲ってない。オクターブの跳躍を
するだけでこの曲の方向性を見せてもらってしまったように
さえ思える。あとは、この中を音階や、分散していくだけで、
作り上げている。これって、すごい。と感心感激をしてしまったのです。
その後に続く追いかけっこ。この頃、バッハの研究をしたと
僕のCDの解説には書いてあるけど、それがこれかしら。
たぶん、4楽章にそれが出てきているようにも思える。
と、スコアを持ってなく、CDを聴いて書いているだけだから、
詳しいことは書くことはできないけども、ふと聴いてみようと
思ったときにいろいろな発見があった。
この交響曲が作られたのは1783年。ちなみに41番ジュピターは1788年。
モーツァルトにとっては晩年に差し掛かった年代といえる。

新年度から音楽以外についても書いていこうと思ったのだけど、
前回、そんな宣言もしてしまったのだけど、
それはまた次回にしてみたいと思う。

クラシック音楽雑記
2008/04/08




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