「裸の女房」最初の読者から手紙が。近所に「お〜るど」という、ご夫婦で店を切り盛りしている喫茶店がある。月に一度しか休まずに頑張っているので、アンティークのランプを貸してあげたりして応援している。
ブレンドコーヒーが500円だったのを550円に値上げしたこともあって、最近は月に一度訪れるぐらいだ。
女房と息抜きに訪れる喫茶店は、セルフサービスの「イタリアン・トマト」。チケットを買っておくと、ブレンドコーヒーが150円。後は北口のスーパー、「ピーコック」の地下の「シャノアール」。ここは、コーヒーが300円だが、50円の割引券をもらっているので250円ですむ。
700円均一の古着店で選んだシャツを着て、安いコーヒーを飲む。やっと貧乏生活も板について来たようだ。
「お〜るど」のマスター、滅多に笑うことがない人だ。先日、ふっと立ち寄ったとき、「裸の女房」を出版して、下北沢北口の「ピーコック」の3階にある「三省堂書店」の店長にお願いして、「裸の女房」を10冊、置いてもらうことにした話をした。ところがどこにおいてあるのかと見に行ったら、いくら探しても見当たらない。店員に尋ねたら、なんと「芸術・アート」の場所に置いてあるではないか。
バレエの専門書などを置いてあるコーナーだ。「前衛舞踏家・伊藤ミカ」とあるから、店員が気を利かせてのことのようだった。僕に芸術的な本を出せる訳がない。早速、一般書の方に置いてもらうことにした。『薔薇族』を創刊したとき、書店の店員が「園芸」のコーナーに置いてしまったという話をしたら、「お〜るど」のマスター、面白がって大笑いしてくれた。
6月13日(土)で、銀座の「ヴァニラ画廊」で開かれていた「伊藤文学のゲイ・アート・コレクション展」が閉幕したが、トークショウも大入り満員で大成功だった。大川辰次さん、平野剛さんの作品は、7月中、画廊に置いてあり、格安で販売しているので訪ねてみてください。
18日(木)は、共同通信社の文化部の記者が、カメラマンを連れて取材に来てくれた。書評の扱いではなく、僕の写真入りでインタビュー記事として、全国の新聞社に配信してくれる。
栃木県に住むFさんという女性が、「裸の女房」をいち早く購入してくれて、読後感を小さな美しい字で、便せん7枚にびっしりと書いて寄せてくれた。
「裸の女房」の後半に書かれた、ミカの文章は、頭の悪い僕には理解できないが、Fさんは理解して共感してくれている。
澁澤龍彦さん訳の「O嬢の物語」を僕は何度も読みかけたが、投げ出してしまって未だに読み切っていない。
僕はミカの文章をつなげただけだが、わかる人にわかってもらえば、それだけでありがたい
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