開戦記念日に中学一年生の教室で、灰谷健次郎の『太陽の子』を紹介しました。そして、そのついでのように『せんせい けらいになれ』や『一年一組 せんせい あのね』を紹介し、「ぼくだけ ほっとかれたんや」も読みました。
「ぼくだけ ほっとかれたんや」は、『一年一組 せんせい あのね』に収録されている、小学一年生の、あおやまたかしくんが書いた詩です。はじめてその詩を読んだときの衝撃と感動を、今も覚えています。その詩を読んで涙があふれたことも。
自分だけほっていかれたという悲しみ、弟への思慕、「はよ かえってけえへんかな かえってきたらええのにな」という言葉にこめられたせつない思い。
生徒の中には、私には想像できないような、しんどい思いをしている子もいるだろうし、そんな苦労など知る由もない子もいると思います。でもみんなしーんとなって聞いてくれました。「めっちゃ かわいそうやん」と口に出して言った男の子もいました。
この詩が、みんなの心の中に、どんな風に落ちていったのかはわかりません。ですが、この詩は、あおやまたかしくんの心の叫びです。それを伝えたかった、そんな思いで読みました。
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