Fantastic Arrival / Space Circus

スペース・サーカスは、日本の伝説のバンドと呼ぶのが相応しいでしょう。一般的に知名度があるかどうかは何とも言えませんし、実際知らない人も多いでしょう。しかし、かつてはプロ・アマを問わず、バンドをやっている連中にとっては「スペース・サーカスって知ってる?」が合言葉だったと思います。「知ってる」人が仲間として認められる、いや、知らなければ「もぐり」という雰囲気さえあったと思います。スペース・サーカスは、1975年頃から活動していたようですが、ファースト・アルバムを発表したのは1978年、このアルバムは、翌年に発表されたセカンド・アルバムで、同時にラスト・アルバムでもあります。

それでは、何が伝説なのかと言いますと、1にも2にも超絶プレイを前面に打ち出した、それこそサーカスなみのバンド・アンサンブルに尽きます。その大部分を一人で担っていたのが、ベース奏者の岡野一だったという事は衆目の一致するところでしょう。彼のプレイの凄さは、それを実際に見聞きした人でないとなかなかわからないものですが、当時はまだ珍しかったチョッパー奏法をいち早く取り入れただけでなく、それを脅威の早弾きで披露したり、重音奏法やスリー・フィンガー奏法、ライトハンド奏法などありとあらゆるテクニックを駆使し、常識では考えられない決めのフレーズをこれでもかと繰り出しながら駆け回る様は、聞く人全員を打ちのめしてしまったと言っても過言ではないでしょう。その当時ではもちろん、現在でも彼を世界一のベーシストとして押す声は数多くあると思います。

そういう意味のインパクトならば、ファースト・アルバムの方が目立っていると思いますが、ファーストの場合はどうしても音楽性の統一感が感じられなく、音楽的には寄せ集めの支離滅裂としか呼びようがありません。また、ファーストの弱点はキーボード奏者のテクニックが、他の3人に見合っていないという点もありました。ただ、バンドを最初に結成したのも、当初曲作りにおいてイニシアティブを持っていたのもそのキーボード奏者でしたので、その辺がかなり重要な問題でした。

セカンド・アルバムでは、そのキーボード奏者が交代して、ゲスト扱いですが豊田

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CD雑感/英国以外
2007/06/17



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