英才教育よりも大切なこと

金曜日は、午前中に事務所で5月決算会社の税務申告書の作成など。午後からは県庁に出掛け、監査委員の仕事。

子供にどんな教育をするかについては、人それぞれだと思う。

特に最近は、イチローや石川遼のように、小さいころから練習を重ね、若くして一流選手になった例があるので、世の中の親たちは、わが子もイチローや石川遼になってほしいと、小さいうちからトレーニングさせている例が多いと聞く。

ときどき、「伊木さんのうちでも、英才教育してるんですか?」と聞かれるが、私はまったくそうした教育はしていない。

子供がその道の超エリートになるために、幼いころの家庭環境が大事だというのはその通りだろう。

ただ、イチローや石川遼のレベルに到達するかは、親の努力ではないと思っている。

もちろん、親の役割は大切だろうが、それ以上に本人の意思が強いことが重要だ。

トレーニングを心から楽しんで、自ら欲してやるようにならないと、あのレベルには絶対に行かない。

いくら親が促しても、本人のやる気があまりないようなら、「かなわぬ夢」どころか弊害すらあると私は思っている。

英才教育がうまくいけばいいが、うまくいかなかった場合、本人にとって望まないレールを無理やり走らされれば、人生は苦いものだと子供のうちから思ってしまう。

私が強いて教育方針を掲げるならば、できるだけたくさん遊ばせて、人生は工夫次第でどんどん楽しくなることを体で覚えさせたいと思っている。

いくら知識をつけたとしても、その知識をマイナスに使う人がとても多いと思う。

例えば、「できないことの言い訳」に使ったり、人を落としめることに使ったり、あるいは、自分自身を卑下する方向に使ったりするなど、マイナス思考に使うようになると、人生はどんどん負のスパイラルに陥ってしまう。

これは頭のいいと言われる人が陥りやすい罠だと思っている。

それだったら、知識量が少なくても、常に努力と工夫で人生は楽しくなることを知っている大人の方がいい。

自分の子供の能力を必要以上に過大視せず、結果を急がず、30歳くらいで結果が出るくらいの長い目で子供の将来を見てあげたいものだ。

育児日誌
2009/07/06



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