文学少年③ きよしこ

どもりの少年を主人公に、彼の生活の中にある
彼の障害への葛藤や心境の変化(成長)を
年代別に追いかける作品。
序盤の少年時代はストーリーとして楽しかったが、
最後に少年が大学受験をする時期になった時の話は
付録のようで、それは中学3年からいきなりその歳まで成長したこともあるだろうが、
障害に向き合う彼の態度が急変していたことに頭が追いつかない部分があった。
夢を持っているから強い信念を抱いていたのだろうけれども、
どのエピソードが少年を変化させたのかが明確でない分だけ難しくなったのだろう。
読み始めの印象と内容はずいぶん異なったが、少年の感情、台詞のひとつひとつに説得力があり、
感情移入がしやすい作品だった。

Apr 4, 2006




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