萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第3話第3章「えーっと、うーんと、ここは……あっ間違えた!!消しゴム消しゴム……んしょ、んしょ……。」
「騎子さあ、宿題くらい静かにやれないのか?」
「うーんとね、多分無理。……ああっもうわかんないっ!お兄ちゃ~ん、ここはどうやればいいの?」
「さっきからそんなんばっかりじゃないか。もうちょっと自分で考えなさい。」
「うう~……。」
時は土曜の昼下がり。いつもならごろごろ怠惰なお昼時をすごしつつ馬券の検討などをしているのだが。
騎子いわく、「昨日はカレーを作るのに時間を取られて、宿題が出来なかった。だからカレーを食べちゃったお兄ちゃんには、わたしの宿題を手伝う義務があるの。」
つまり、昨日のカレーが良くなかったんだな、と思う。まあ、だらだら競馬を眺めているよりはマシだ。そう思うことにしよう。
「よし!おわり!ああ~、疲れた~。」
「ちゃんと昨日のうちに少しでも進めておかないからだろう。」
「だって、昨日は……。」
「まあ、あれはあれで非常にありがたいんだけどな。自分のことをちゃんと済ましてからにしなさい。」
「うぅ~……。」
それから昨日のカレーを温めなおしてやり、「カレーは二日目がおいしいんだよねぇ。」などと言いながら食べ、後片付けをすれば、時間は3時を回っていた。
ちょうどサクラゲイルが、9歳馬が4年ぶりにJRA平地競争を勝利するという快挙を成し遂げたところである。ていうか、買えねぇよ、そんなの……
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