ひとにぎりの後悔も。ねぇ、
後悔はないですか?
「ある」って言うわけないのを、わかっていて。
ねぇ、
ほんとうに後悔はないですか?
迷ったり。
立ち止まって考えてみたり、しませんでしたか?
ねぇ、
後悔はないですか?
この先ずっとずっと、わたしといることを。
想像したときに。この決断を。
臆病が顔を出す。
この手が、掴む直前になって。
この指に触れそうになってもまだ。
ひとにぎりの後悔も、迷いも、ないのかと。
なにかを諦めて、ここまできたのかもしれない。
その諦めたものへの後悔は、ないのだろうか。
ありもしない、不安を作り出す、
臆病なわたし。
「明日から、もうひとりのカラダじゃなくなるよ。」
そんな風に言われた時に。
彼の中に、ひとにぎりの後悔もないのだろうかと。
思ってしまったわたしが、悲しい。
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